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AUのんびり暮らし

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経験はいつか生きる!?

私達がオーストラリアに来て3年、3年間にいろんな事がありました。
まずパパは薬剤師になることを目指してきたのですが生まれたばかりのアッティと英語ができない私という家族がいる中で有給のトレーニングポジションを見つけるのは至難の業でした。
しかも第1次テスト合格後から5年以内に1年間の有給トレーニングをし、さらに第二次テストに合格する必要がありました。
英語が母国語でもなければオーストラリアに来るのも初めての私達、パパは来て3ヶ月で方向転換しました。
ここがパパのすごいところなんです。
きちんと状況を判断し最善の方向を見極め努力する事!

薬剤師になるのを諦め、日本で製薬会社の研究所で働いていた経験とスキルを生かし、就職活動を開始。
運良く、製薬や科学に特化している派遣会社から今の仕事を紹介され派遣社員として就職しました。
アッティが生まれてすぐの事です。(オーストラリアにきて3ヶ月の時)
まじめで人当たりのいい人柄と仕事をテキパキとこなすのが認められ3ヶ月で正社員に採用されました。
それから2年半。
半年に一度くらい会社から「~してほしい」なんてびっくりするようなお話があるのはパパの実力のおかげ?
最初は日本と仕事のやり取りを際に通訳をしてほしいとのオッファー。
話だけでさっぱりそれ以降話がないと思いきやその半年後くらいに、実際に通訳として借り出されました。
パパが勤めるのはアル〇ァファームと言うオーストラリアの製薬会社。
ジェネリック薬を主に取り扱っています。
数年前にアメリカのマイ〇ン製薬の参加に入ったとかでファイナンシャルクライシスの時はスパッと研究部門が閉鎖!ラボラトリーにいるパパは事なきをえたのですが、その後も会社をインドに移すとかいろいろなうわさが行きかう中、何とかなるさ!と日々の仕事に精を出していました。
今年になり経済も安定したのか週40時間勤務が給料は変わらず37.5時間勤務になるというグッドニュースがありました。
しかも日本で製薬会社にいた時とは違い仕事とプライベートをしっかり分けて生活できるのは素晴らしいです。
5月には新しい人に仕事を教える「コーチ」というポジションをお願いされました。
さて、先週になって、パパが会社の人から、「ポジションがあるんだけどどう?」なんて話をされたらしいのです。
パパの会社には親会社雇用(グローバル採用)の人が何人かいてグループ会社の監査をしたりといろんな国を飛び回っているみたいです。
そのうちの一人がパパにポジションの話をしてくれたみたいなんですが「日本語と英語ができて製薬系の会社で実務経験が6年以上、もちろん大学のディグリーは最低必要」なんてなかなかいない人材ですよね!
パパにぴったり!?
パパは会社で認められたのが嬉しいのかワクワクしながらこの話をしてくれました。
もちろん、今の暮らしで充分満足なんですが、タダで海外旅行できるなんて良いじゃないですか!!(←仕事です!!)
パパも今の仕事に不満はないものの試験で有機溶媒を使ったり、体に負担になることも時々あるので年齢を重ねると共に大変になるかも???と言う風に考えているみたいなので良いチャンスかもしれません。
まだ、話だけなのでどうなるかわかりませんが話があるだけで張りが出るというものです。
そう考えるとあんなにイヤだった日本での製薬会社勤務も無駄じゃなかったと言う事になります。

その時々、きちんと仕事に取り組んでいるといつか生きる時が来るんだなぁーと思います。

一方、私。
出産後育児の傍ら、ガバメントに資格を審査してもらったりとゆっくりながら何かをしていました。
学校に行く事は無理だったので図書館にいってこちらの童謡を覚えたり本を読んだりして何とかファミリーディケアのケアラーになる事ができました。
日本での幼稚園教諭の経験、保育士経験が生きています。
英語はまだまだですが何とか社会の中で収入を得れるって嬉しい事です。

仕事に限らずなんでも人生の中で経験した事を前向きに捉える事ができればいつかその経験が生きるのだなと改めて思います。

アッティに私達は親としてどんな経験をさせてあげられるかしら?社会の中で自分らしく自立して生きていけるように導いてあげたいなと思います。
親としてもこれからが頑張り時ですね。
by aupokapoka | 2010-07-01 13:24 | その他