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ンデベレ人形

落ち着いたら日本から送りたかった宝物の1つ、ンデベレ人形。無事届きました!d0139138_5463993.jpg
2003年に南アフリカでボランティアしていたパパに会いに行った時に一緒に買ったものです。
パパはズールー族が住むダーバンの近くの町の病院で薬剤師として働いていました。
私はパパに会いに数回飛行機を乗り継いで会いに行きましたが
今でもズールー語で
「サウボーナ!(こんにちは)」「イエボ(はーい)」
「ウンジャーニ(調子はどう?)」「ギアピーラ(元気だよ)」
と挨拶したのを懐かしく思い出します。(この基本の挨拶だけは覚えました)

南アフリカは公用語が12個あっていろんな部族が住んでいます。
このンデベレ人形はンデベレ族のものです。
ズールー族のものではありませんが私のお気に入りの人形です。
ズールー族は戦いの部族みたいでズールーのものといえば動物の皮で作った盾と槍が有名でしたが私はこのカラフルな人形が大のお気に入りです。

パパが南アフリカにボランティアに行くまでは外国で暮らすなんて想像もしていませんでした。
パパは2年間の滞在中にいろんなことを考えたみたいです。
なんといっても過去にアパルトヘイト政策がされた人種問題について難しい国です。
現在も社会の中にある人種間のわだかまりや格差は計り知れず、仕事も円滑に進めないことが多かったようです。
プールつきの豪邸がある地域から車で30分も走れば着る物もままならず裸足で生活しているような貧困の地域があり大多数は貧困の地域です。
アパルトヘイト政策時に隔離されて教育も受けられなかった肌の色の濃い人たちやその子どもは今でも貧困と受けた迫害への恨みを持っています。
なのでかたくなに自分達の言語に執着して英語を受け入れることができずにいる人が多いです。ところがズールー族をはじめ多くの部族は文字を持っていず、アルファベットを当てて表記するようになったのは近代になってからのようでした。
知識を習得するためには英語が不可欠というわけです。
その部族の言語の本はないのですから。。。
更にHIVの問題も会い重なって、貧困と犯罪、怨恨など社会が不安定でした。
さらにあの人は良いけどこの人はだめ!的なところがあって物事にきちんとした決まりがない!
パパは薬剤師として働くためにいきましたが州の保健省は良いっていっていたのに国の保健省の誰かが土壇場で薬剤師とは認めないと(看護師などメディカルスタッフも一緒)土壇場でいったので助手という立場でした。
その国できちんと審査もしくはテストを受けさせて欲しいといって2年間言い続けてあいまいな答えばかりで、最後にはパパが帰国予定の翌月にインタビューをすると言う手紙が来たのです。もう帰るのが分かっていたかのように来た手紙。。。なんか変です。

そんなこんながあって英語を習得する大切さや規則やルールがきちんと社会の中で守られどの人にもチャンスがあるという社会にあこがれて移住を考えはじめ、パパは独学で必死に英語を習得しました。
そして移民の受け入れをしている国の中で、永住権を取れるチャンスがありで気候が温暖で日本との時差も少ないオーストラリアを移住先に選びました。

ここは基本的に安全で他者の文化も尊重する国。
英語ができなくても「大丈夫、よくやっているわよ。私はあなたの国の言葉はしゃべれないもの」と認めてくれる、褒めてくれる、励ましてくれる!!
頑張れば人生のどの時点でもチャンスがあり、就学の機会や技術習得の機会が持てる政府のシステムができている点でもすごいと思います。

もちろんどの国にもいろんな問題はありますが他者を受け入れられる余裕があるって豊かだなと思います。

私達の願いは娘に世界にはいろんな人がいていろんな文化があってどの人にも良いところがあって仲良く暮らすことが大切なんだよと感じて欲しいということ。

南アフリカで友達になったAdeleとは今でも年に数回メールのやり取りをしている大切なお友達。いつか娘を連れて会いにいきたいなと思います。
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by aupokapoka | 2008-11-18 06:43 | その他